12月6日、マスコミ各社の報道によりますと、
ニューヨーク市は5日、「トランス脂肪酸」と呼ばれる油脂成分について、市内のレストランやファストフード店での使用を原則的に禁止することを決めた。全米で初めての措置となる。
トランス型脂肪酸はマーガリンのほかパンやケーキを作る際に使用されるショートニングなどの加工油脂に含まれている。
油を高温加熱した際にも生じ、フライドポテトやドーナツなどに多く含まれている。米国人の1人当たり摂取量は1日平均約5・8グラムで日本人の4倍近い。
また、トランス型脂肪酸を取り過ぎれば、心臓疾患のリスクを高めるとされ、米国では今年から食品への含有量の表示が義務付けられた。
ファストフードチェーンも使用する調理油を変更するなど対応を進めているが、レストラン業界からは厳しい規制への反発も出ている。
とのことです。
ちょっと読むだけでは「調理油を変えるだけでなく、調理法を見直す必要がある。」と読めますが、
トランス脂肪酸は植物油を加熱しても出来ない
と書いてあります。
随分前から健康被害があるのでは?といわれていたようですので、今回のニューヨーク市の決定により、いろいろ情報が出てくることによって、トランス脂肪酸についてもっと知られれば本当のことがわかるでしょう。
とりあえず現時点でできることは、
1.油について情報を公開していないファストフード店は利用しない。
2.マーガリン・ショートニングの摂取をひかえる。
くらいですね。
・ケンタッキー 「揚げ油には、品質の高い植物油を100%使用」と記載。
・マクドナルド 「フライ油には牛脂と植物油脂の混合油を使用」と記載。
・ロッテリア 「植物性パーム油を使用」と記載。
・モスバーガー 油についての情報開示なし。
・ミスタードーナツ 「コーン胚芽油配合の植物性オイルにビタミンEを添加した、栄養機能食品のオイルを使用しています。」と記載。
モスだけ発見できなかったので質問しましたところ、すぐにお答え頂きました。
モスへ質問した内容は2点です。
1.使用されている揚げ油の成分について
2.サイトで情報公開する意思はおありでしょうか?
最初に2の答えですが、現在のところ掲載する予定はないとのことです。
そう言われてしまうと1の答えについて書いていいのか迷います…
個人のブログで公表していいかを聞かなかったので、とりあえず書くのはやめておきます。知りたい方はご自分で質問してみてください。
モスって食材の安全性とか、そういうことには一番敏感な会社だと思ってたんですけどね。これでイメージが悪くなるってことはないですが…他社はこぞって情報開示してるのを知らないのでしょうかね。
12/11追記
急にアクセスが伸びたのでなんのことかとおもったら、↑のモスに関することのようですので、一言つけくわえさせてください。
最後の段落は、あくまでも情報を積極的に開示しないことについての感想です。
油を、単に「植物油」としか書いていない会社もありますが、モスバーガーは植物油の何油というところまで教えてくれました。その点では他社より誠実だとおもうのですが、何でHPに載せないのか。
各社公表しているのに、モスだけ何も書いてないとなると、ちょっとあやしく思いませんか?その点で、モスに対するイメージが低下するんじゃないかということです。
返事には一応、「現在のところ」と書いてありましたので、サイトで公表する気が全然ないというわけではないとおもうのですが、ライバル他社(とモスが思っているかは別として)がやっているのに「予定がない」なんて悠長な…と思った次第です。